ブログ 美術 双ギャラリー

▼2009-12-14 12:16
SOH GALLERY K3

9年ぶりにが吉祥寺にSOH GALLERYが帰ってきた。新スペースの名はSOH GALLERY K3。来年、1月9日から2月7日まで開催のミニサイズのエキジビションに出品する。新スペースでこれから扱うのだろう作家が勢揃いする。私は鉄の立体を4点並べていただこうと思っている。






▼2010-11-22 11:56
双ギャラリー25周年展

昨年10月10日(土)、小金井に移転していた双ギャラリーが、再び吉祥寺に新スペースを持った。そして今年はギャラリー開設25周年。画廊が開設されてまもなくのお付き合いだからもうそんなに長い時間がたったのかと感慨もひとしお。3.10.20.25周年と記念展への出品も4回目となる。
 開設25周年では、双ギャラリーで発表する5人の作家による「発見1」「発見2」が開催される。そして「創造」は開設25周年展の参加作家たちによる小品展。発見2は、島州一さん、松下誠子さんと私による3人の展示。2010年11月20日(土)〜12月19日(日)
 私は俳人星野昌彦さんの、収録1000句に「是空」の言葉が入った俳句集から題材をとった作品「是空より 雨曝し・フォークを埋めし」7m x 35cm 2010 を出品。 
 会場のSOH GALLERY K3は、吉祥寺駅から吉祥寺通りを北に歩いて10分ほど、途中の交差点角に武蔵野八幡宮がある。



鳥居横の銀杏と欅の紅葉の見事さに、思わず誘い込まれ境内に、その日はちょうど「二の酉」。参道には熊手を売る店が並び、時折、お買い上げの手締めの声が響く。まだ人はまばらだが、日暮れころには賑わうのだろう。



境内では屋台の鯛焼きがしきりに私を誘う。焼き上がりを待つ間にお参りし、暖かさをほおばりながらギャラリーに。湯谷の家に熊手を買おうと思ったが、鯛焼きに心を奪われ忘れてしまった。



SOH GALLERY K3。入口横のウインド上部に、私のスチールの作品も見える。



左の壁一面が私の「是空より 雨曝し・フォークを埋めし」7m x 35cm 2010

床が松下誠子さん、右の壁が島州一さん。あまりの作家の違い、しかし、喧嘩するでもなく、すっきりした展示になった。現代美術のスタイルにこだわらず、オーナーの塚本さんの目で確認し、作家を選び抜く姿勢がなければ、不可能な人選と25年の継続なのだろう。



双ギャラリー25年の案内状。おそらく、私の葉書もどこかにあるのだろう、確認はしなかったが。



正面の掛け軸が私の作品。

創造 2010年10月16日(土)〜12月19日(日)
双ギャラリー 小金井市緑町2-14-3


▼2012-01-24 15:38
書くこと、並べること

豊橋市美術博物館との同時オープンのため、個展の初日に遅れて、21日は個展のオープニングパーティ。久しぶりに映像を流してトーク。
 今回の話のテーマは「書くこと、並べること」私にとっての「文字を書くこと」は前回のブログに書いた。そのことと「物を並べること」はどのように繋がるのか。



ここで写している作品は1987年の双ギャラリーでのインスタレーション。ギャラリーに隣接した井の頭公園の枯れ枝をギャラリーの床に並べたもの。一筆、一筆、画面に点を書くように枝を並べてみたものだ。夜、客も帰り、静まりかえると枝に棲む虫たちの枝を噛む音が聞こえだし、朝、枝の下に木屑の小さな山ができていた。



オープニングを終え、帰宅すると奇しくも、双ギャラリーの塚本豊子さんがギャラリー創設の1985年からの15年を記した『画廊と「日常」』が届いていた。



私と双ギャラリーとのお付き合いは長く、それほど、太い縁ではないが折り目折り目で声を掛けていただいた。記念展にも何回か参加した。早速、一読。幾つかの現場に立ち会った者としては、文章には書けないのだろう行間が想像でき面白かった。